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プライベート・プレス──書物と紙片にまつわるエトセトラ
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DATE: 2012/09/10(月)   CATEGORY: 随想録
安蘭個展《花蜜のアンフラマンス》
 敬愛する安蘭さまの個展《花蜜のアンフラマンス》初日に伺ってまいりました。

 ★安蘭個展《花蜜のアンフラマンス》★
 2012.9.10〜9.15
 12時〜19時(最終日〜17時)
 銀座・ヴァニラ画廊


 会場には既に多くの方々がつめかけ、大盛況でございました。

 力作揃いの甘やかで耽美な絵画世界にただただ圧倒されましたが、私が殊に惹かれるのは、美へのご矜持たる一閃の強くしなやかな感性と、お人柄のごとき清々しいそよ風が絵画の向こう側に存在していることです。それは、「たましい」という名の美しい煌めきなのかもしれません。

 支持体の被膜に定着された世界は繊細であわやか、夜のしじまに紛れてふわっと遊離しそうな気配が漂っています。

 その静やかな世界を見つめながら、その向こう側に棲む作家の指先の哀感に思いを馳せずにはいられませんでした。その指先は、多くの傷と涙を含んでいるに違いありません。自身の傷を癒すことよりも、純心なる祈りを紡ぎだすことに心を砕いているやさしさに満ち満ちていました。

 絵画と対面することは、その指先を感じること…まさに「手当て」をして頂くことなのかもしれない……と、絵画を前にだんだんと澄み切ってゆく自身の内面と照応しながら、その不思議に胸がいっぱいになりました。

 手当ては祈りでもあります。

 祈ることのできる作家さまを無条件で尊敬します。


 
 オーバルに額装された作品群は、水彩画を主体に美しい点描が効果的に施され、安蘭さまの新たな今後を予感させる大変美しい作品群でした。

 私は会期中にもう一度伺う予定。

 必見の展覧会、皆様ぜひ足をお運び下さいませ。

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