Club Noohl
プライベート・プレス──書物と紙片にまつわるエトセトラ
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DATE: 2007/10/18(木)   CATEGORY: 随想録
洋裁(パターンメーキング立体・1日目)
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↑シェーカー家具のピン・クッション

洋裁の講座がはじまりました。担当の先生はいかにも古き良き時代の職業婦人といった風情で、なんだかわくわくします。「ヨーク」とか「バイアス」とか、基本的な用語もわからないまったくの初心者ですが、はたしてどうなることやら・・・

初日は、道具の説明と下準備で終了。道具フェチにはたまらない時間でした。何でもかたちからはいる方なので、お裁縫箱をデメルのクッキー箱にしたり、シルク・ピンの入れ物をアニス・キャンディの缶にしたり、長い定規はバルビエのハンカチーフでぐるぐる巻きです。今の仕事(グラフィック・デザイン)はパソコンで仕上げることが多く、道具フェチには気落ちすることばかりですが、ひと昔前まではこだわりの道具でいっぱいでした。

たとえば版下を作るためのゴムのり(原稿を台紙に貼り付けるためののりで、貼ったり剥がしたりできます)、この溶き具合とデザインのセンスは実は比例します。美大生のころ、今は無き代官山の同潤会アパートに、大学の先生がデザイン事務所を構えていました。そこで週に何度かアルバイトをしていたのですが、その先生のゴムのりの溶き具合といったら! もう感動もの。ゴムのりを刷毛でかきまぜる感触がこんなにも麗しいほどなめらかだなんて! まるで小川のせせらぎに遊ぶ小鳥のようです。機能性もばっちり、作業もベタつかずエレガントに進行できるのでした。

洋裁は、いまでも手作業の道具がいっぱい。購買部は秘密の花園のようにわたしにはうつります。この不思議なかたちの定規はどんな風に使うのかしら? この黒の細テープは?と、謎めく花々に夢中。布用の裁断ばさみは日本橋・木屋さんのものを。いくつか種類があったので、はさみの名前で決めました。その名も「団十郎」。おおらかで江戸前な切れ味に違いありません。
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