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プライベート・プレス──書物と紙片にまつわるエトセトラ
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DATE: 2006/03/01(水)   CATEGORY: 物語のひとひら
物語のひとひら ……序章……
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 メール・ブック《刺繍刑》の姉妹版として2004年3月に創刊しましたリーフ・ブック《刺繍刑》も、第5号まで刊行し、第I期刊行分を終了いたしました。〈フェティシズム〉と〈同性愛〉の繊細な世界を、短歌や童話、写真などで綴ることをテーマに、小さなカード類や小冊子などを、リーフ状の書物として、小さな箱にパッケージしています。

 祖母が丁寧に取っておいた包装紙で作った小さな封筒、リリアンで編んだ紐、紙せっけん、おもちゃの指輪、いい匂のする消しゴム……。幼き頃、それらは小さな物語を約束する、大切な宝物でした。宝物と自分との間にだけ結ばれる絆は、とても微細な件によって構成されています。ちょっとした紙の張りや薄さ加減、紙せっけんの角の丸みの具合、新しい消しゴムの縁の感触など、何故かはわからないけれども、どうしようもなく引きつけられる何かに、とても従順だったと思います。

 歳をかさねた今、成長や成熟の蔭で、かえってそのころの記憶はすくすくと、こころの奥底で芽吹いているように感じます。どうしようもなく引きつけられる〈フェティシズム〉と〈同性愛〉の世界……、誇り高き召使の様に、そのことに従順でありたいと願っています。リーフ・ブックの紙葉の端々が、読む方の指先を通して記憶の糸を細やかに織り上げられるよう……
 
 当コーナー《物語のひとひら》では、これまでのリーフ・ブック制作にまつわるエトセトラにふれながら、〈フェティシズム〉や〈同性愛〉についてのあれこれを綴っていけましたらと思います。
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